top of page

講談で学んだ『間』の力

  • 執筆者の写真: Satoru Miura
    Satoru Miura
  • 5 日前
  • 読了時間: 3分

─ はじめての講談

ご縁があって、初めて講談を生で見ました(神田蘭さんの独演会という会です)。初心者向けの説明も丁寧で、前座の落語も含めて、最初から最後まで迷子にならずについていくことができました。テレビや動画で見るのとは違い、マイク越しでも届く声の厚みや、会場全体の空気の変化がはっきり感じられて、とても楽しい時間でした。特にトリの王将は圧巻でした。


─ 印象に残ったこと

いちばん印象に残ったのは、大きく「間」を取ったときの静けさです。何も話していないのに、客席の意識がすべてすっと高座に集まる。生の声と静かな間があるからこそ、物語が自分の中にじわっと入ってくるのだと感じました。


─ 仕事に活かせそう

思い返してみると、会議や商談でも、つい説明を詰め込みがちです。でも、相手が考える余白や、こちらの言葉が届くまでの数秒の静けさがあるだけで、同じ内容でも受け止められ方は変わるのかもしれません。当然とは思いますが講談の世界では「どれだけ話すか」よりも「どう届くか」を大事にしていることが、強く伝わってきました。


─ 試してみます

次に人前で話すとき、私自身も、声の出し方や小さな沈黙を少しだけ意識してみようと思います。うまくいかない日があっても、どこかで今日の講談の空気を思い出せば、話し方も少しずつ育っていく気がします。



講談で学んだ『間』の力(オリジナルソング)Satoru Miura

歌詞を見る

初めての夜の小さなホールで

高座の前でちょっと背すじ伸ばした

マイク越しなのに近くに感じる声

物語の扉がいま 静かにひらく


何も言わない その「間」が教えてくれた

言葉より深く届くものがあること

息をそろえて 心が前のめりになる

静けさごと あなたに渡したい


笑い声まじる前座の落語

迷わないように手を引くような説明

だけどいちばん胸をつかんだ瞬間は

音のない一秒が永遠に伸びたとき


目を上げたまま 世界が止まって見えた

会場じゅうの意識が一つに集まる

そのすきまこそ 物語がしみこむ場所

静けさごと あなたに届けたい


会議室の白いテーブルの上

つい資料どおり埋めてしまう説明

でも数秒だけ そっと言葉を置けば

相づちの奥で誰かが考えはじめる


どれだけ話すかじゃなく

どうやって届くのかを

あの夜の講談が

やさしく教えてくれたから

うまくいかない日にも

深呼吸して思い出す

胸の奥に残った

あの静かなざわめき


一文字ごとの「間」を大事にしながら

あなたの中の物語を待ってみたい

声の厚みと 小さな沈黙つれて

今日の話し方を 少しずつ育ててく


記事はすべてInstagramにも掲載していますフォローはお気軽に

お困りごとや悩みごとなどあればお気軽にご相談くださいまずは信頼関係を築くことから始めます

ree

 
 
 

コメント


心をこめて「仕組み」と「定着」でお応えします

inturbo_mtg_logo
bottom of page