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ご支援先
成果の最大化を目的に、自分の会社だと思って取り組む――そんな姿勢で進めているご支援の記録です。課題の整理から改善の実行、そして定着まで、現場の方々とともに歩んだプロセスをご紹介。かつて自分がコンサルを受ける立場だった頃に「こうあってほしい」と感じた、その理想の実現を目指しています。


頭の体操、という習慣が会社を変えた話
─ 準備8割 出張2日目です。現場支援のスタートにあたって、事前準備をしっかり行いました。というのも、時間が限られている中で、少しでも早く再建の兆しをつかむためには、当日のゼロスタートを避けたかったからです。 ─ ほぼ考えてこない現実 ご支援先や前職でよく見られたのが、「会議の議題が事前に共有されない」「共有されてもほぼ考えてこない」という状態でした。これでは、せっかくの場も“その場で考える”からのスタートになり、深い議論にたどり着けません。 そこで事前に議題や計画(アジェンダとも言います)を共有し、「各自で頭の体操をしてから集まってください」と伝えました。すると、議論の入り口が“ゼロ”ではなく“3”くらいから始まり、初動から本質に近い話ができるようになりました。 ─ 変わった議論の質 こうした準備の工夫ひとつで、議論の深さは大きく変わります。 全体の時間が短くても、本質に迫ることは可能です。まずは「始まる前に各々が考える時間を設ける」ところから試してみてはいかがでしょうか。議論の質は“その場の才能”ではなく、“準備の習慣”で決まると思います。

Satoru Miura
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密着支援、4泊5日
─ 4泊の張り付き支援へ 本日から1週間、とある企業様のもとに4泊の張り付き体制で入ることになりました。 お客様の事業は今まさに再建フェーズにあり、スピード感をもって意思決定し、動いていく必要があります。 ─ 現場に入るからこそ 今回のような初期段階では、電話やリモートでのやり取りでは見えない相手の業務への配慮や、時は遠慮もあり手数に限界があります。そして再建の初期段階では「正確に伝えること」「理解・納得してもらうこと」が非常に重要です。 ─ 「いっしょに」 そのため、現場で同じスタッフの一員として、その場で説明し、その場で質問を受け、その場で一緒にやってみる。まさにPDCAです。過去にも同じような形で初動を支援した企業様がありましたが、結果としてその後の進行がスムーズになり、経営陣との意思疎通や相互理解も深まりました。今回もうまくいくようにしっかり頑張ってきます。 歌詞を見る まだ見ぬ朝にカバンを詰めて 4泊5日の旅路が始まる 再建の風が吹き抜ける場所で 共に汗を流す意味を探す 「いっしょに」その言葉を胸に 隣で見つめる同じ景色 伝えることも、

Satoru Miura
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会社にとっての『死』とは
─ 死はふと忍び寄る 「社長が逮捕された」「社員が全員辞めた」──そんなニュースがあったとしたら、まるでその会社が“死んだ”かのように感じてしまいます。 でも、実際には会社の死はもっと静かに、別のかたちで訪れます。 私自身、起業の準備を進める中で、何度もこの言葉を聞きました。 「会社は、お金が尽きた時に死ぬんです」と。 ─ 黒字でも死にます たとえ借金が100億円あっても、貸してくれる銀行や支援してくれる人がいて、資金が回る限り会社は生きています。逆に、どれだけ利益が出ていても──いわゆる「黒字」であっても──今この瞬間に支払う現金がなく、誰も貸してくれなかったら、その時点で“詰み”になる。 これが「黒字倒産」と呼ばれる現象です。 売上はある、請求書も出した、でも振込は翌月。 今月の給与や支払いに使える現金がない──それだけで、会社の存続は危うくなるのです。 ─ 自分に言い聞かせるために 起業準備のなかで何度も耳にした「キャッシュフローの重要性」は、決して理論だけの話ではありません。資金繰りが尽きた瞬間にすべてが終わる、そうならないように利益の『

Satoru Miura
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“どんぶり勘定”からの卒業
「数字は苦手で…」という社長さん、実は少なくないらしいです。でも、そのままでは“どんぶり勘定”──つまり、ざっくりした感覚で経営判断をしてしまいがちです。 現在、支援している会社の社長さんから 「改めて数字の勉強をしたい」と要望 があり、その社長専用の勉強会テキストをつくっています。久々に資料をつくる楽しさと責任を感じています。どうせなら、この内容をあとで汎用的に使えるようにして今後、他の経営者の方々にも役立てていけたらと思っています。 ─ 目指すべきは 目指すべきは“そろばん勘定”です。感覚ではなく、数字を正しく計測して判断する力。それは難しいスキルではなく、「見方」と「慣れ方」で身につくものです。数字が語る事実を丁寧に読み解くことで具体的に考える視点が持てます。資金繰りや原価管理、その他の場面でも感覚だけに頼らず、経営判断はより確実になります。 ─ 共通認識になります たとえば、「売上が上がってる気がする」という感覚。これは“どんぶり勘定”ですね。一方で、「前月比で8%増」というのが“そろばん勘定”。このように、感覚を補う数字の見方があると、

Satoru Miura
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